情報サイト「サクッと解説」(https://kick-freedom.com/)は、国際電話番号に関する検索データ455万5,500件を1年間にわたって分析した結果を公開しました。
着信のたびに、人は番号を検索する
「+1 877」「+1 866」といった、心当たりのない国際電話番号からの着信。多くの人は、その場でスマートフォンに番号を打ち込んで検索します。「サクッと解説」ではこうした番号の解説記事を公開しており、2025年8月からの1年間で455万件を超える検索が記録されました。このうち92.7%がモバイル端末からのアクセスです。
総務省は2025年6月、迷惑電話対策の相談窓口「でんわんセンター」を開設するなど、電話を悪用した特殊詐欺への対策を強化しています。トビラシステムズ株式会社の調査では、2026年3月に新規登録された迷惑電話番号のうち、国際電話番号が50.5%を占めています。
土日は平日の68%まで落ち込む
曜日ごとに並べ直すと、はっきりとしたリズムが現れました。国際電話番号を調べる検索は、土日には平日の67.8%まで落ち込みます。分析対象の46週のうち45週で同じ傾向が再現され、対象9記事すべてで独立に確認されました。
しかし、日本の祝日には減らない
意外だったのは祝日です。平日にあたる祝日11件のうち、10件で検索は減っていませんでした。むしろ平常の同じ曜日より11.9%多く、文化の日は142.7%、勤労感謝の日の振替休日は153.4%を記録しています。
電話を受ける側にとって、水曜日の祝日も土曜日も同じ「仕事が休みの日」です。それにもかかわらず結果が分かれたことは、土日の落ち込みが受け手側の事情では説明できないことを示しています。発信側が日本の暦を参照せず、月曜から金曜の週次サイクルで動いている可能性を示す結果といえます。
なお番号帯によって落差には違いがあり、+1 800番台では土日が平日の27.9%まで下がる一方、+1 844番台は73.4%を保っていました。
分析の限界も明記
この分析は検索行動という間接的な指標に基づくものであり、実際の着信記録ではありません。記事では、時間帯を分析していないことなど「言えないこと」も併せて公開しています。
記事で使用した図版と集計データは、出典を明記していただければ自由にご利用いただけます。
